パナソニック DC-FZ85レビュー
2017/07/16

あれこれ悩んだ末にようやくパナソニックDC-FZ85kを購入しました
ファースト・インプレッションは・・・デカ!
コンデジなので、もっと小さいかなと思っていたところ意外な大きさに驚きました。
手持ちのD30と比べればても、やや小さい程度です
でも、デジカメの進化には驚きました。
外見上、一つ残念だったのが三脚ネジ穴が光軸上にないところ
このカメラで一番重たい部分がレンズになるので、ウェイトバランス的に考えても
この位置ではおかしいと思うのです。

古いカメラでもキチンと光軸上に三脚ネジ穴があるのにも関わらず
新しいカメラでネジ穴がこの位置とは、カメラの事を知らない人の設計でしょうか
それに
雲台のシューを取り付けると、バッテリーやメディアの交換が出来なくなってしまいます
ここがとても残念なところです。
やはりパナソニックさんは家電メーカーさんだからでしょうね。
さて、気になる画質の方ですが
D30の300万画素に比べてFZ85は1800万画素ですから、
なんと!6倍の高画素ですね
さらにセンサーサイズを考えると、信じられないくらい高密度です
それにしても技術の進化はすごいものがありますね。
実際に撮って比較してみると・・・
レンズも違いますし、一概には比較出来ませんが・・・
FZ85の画質は33%ぐらいの大きさで観る分にはきれいな写りだと思いました。
さすがに等倍にしてみると、アレですが、昔のコンデジに比べれば格段に良い感じです。
一方D30はもともと画素数が少ないという事もあり、等倍でもまったく問題ない写りです。
それよりも、35mm版換算で1200mmの超望遠はとても便利だと思いました。
トンボの撮影がいとも簡単に出来てしまいます。

2mぐらい離れて撮ればトンボも逃げないので、余裕で撮影が出来ます
それにこれだけ大きく撮れるので換算1200mmの威力はスゴいなと思いました。
広角でも35mm版換算で20mmの広角は、とても便利な画角です。
花火などではたまに玉が大きすぎて全部入らないときがありますが
広角に余裕があると、いざという時に助かりますね。

【フォーカス合成】
それでは早速フォーカス合成写真を撮ってみたいと思い、シモツケを撮影しました。
シモツケの名は下野国(栃木県)で初めて見つけられたところに由来するようですが
小さな花が沢山あって、なかなか全てにピントを合わせるのは難しい花です。
撮影は意外にも簡単で、
フォーカスセレクトボタンを押してシャッターボタンを押すだけで撮影が出来
保存するときに自動か選択かを選んで合成します。
自動で合成した時はこんな感じで背景まで全部ピントが合ってしまいました。

なかなか全てにピントの合う事のないシモツケの花がピントが合って驚きです。
ある意味これは、これで凄い写真ですが
この場合、背景にはピントを合わせたくないので
手動でピントの合う範囲を選んで合成しました。
それがこの写真です

今度は背景がボケて、花自体が引き立ってくれました。
カタログ上では、
「三脚を使用せずにフォーカスセレクトで撮影する場合でも
カメラが自動的に判断し、手ブレでずれた被写体の位置を合わせてからフォーカス合成する」
という事でしたが、私の撮影ではうまくいきませんでした。
手持ち撮影でも、 ブレの影響を抑えて、被写界深度が深い作品に合成できるというのは
よほどしっかりと構えないと難しいようです。
バッテリーの持ちに関しては、けっこう早く終わってしまう感じでした。
でも、USB端子で充電出来る点は便利だと思いました。
グリップがしっかりしているので値段のわりにはしっかりとホールド出来て良いと思いました。
背面の液晶が可動出来ないので、マクロ撮影時には苦労したところもあります。
それでも液晶画面の視野角が広い点は助かりました。
EVFは画面が若干小さいのと、見る側の視野角が狭いので慣れが必要ですね
なれればけっこう写りは良い方だと思いました。
まだまだ機能が沢山あるFZ85。これから徐々にマスターしていこうと思います。